日曜日、数奇者・花人、栗崎昇が主宰する「飾花の会」へ行ってまいりました。
場所は京都ホテル北側東隣りの、元長州藩のお屋敷跡「廣誠院」。
数寄屋造りと見事な庭園を贅沢に生かした、素晴らしい花(生徒さんの作品)を見せていただきました。
写真撮影は遠慮させていただいたのでこちらでご紹介できず残念。
侘びゆく秋を表す、渋くて趣き深い花々(花器・花材・床の間)を間近で拝見しているとき、
広大なお庭(木屋町という町中にしては)の向こうに目を視線を移すと
池に浮かぶ小船に見立てた竹籠にバナナの葉と実、亜熱帯果実。少し離れて赤らめたアダンの実が。
バナナたちはアダンを誘うように身を乗り出しています。
まだ紅葉前の深い緑に茂ったもみじに覆われた池の小さな橋の上で、強烈なインパクトを放っていました。
花は一般に上品な姿を装っていますが、熱帯の裸子植物はダイレクトに官能的やなぁ。。。
完璧な庭園に、大真面目でやってのける潔さがあっぱれでした。
お薄(抹茶)とお菓子をいただき、素晴らしい空間を生かした花のおもてなしを堪能しました。
おもてなしの花人たちは全員、お客様も多くはお着物で来られていました。

右から、斬新な熱帯的生け花を披露してくれた叔母の加奈さん、私、左に母。
加奈さんの色無地の着物の背中にisisのマークが紋として染められていてびっくり。
帯はもちろん、isisのオリジナル、手描き更紗の帯です。


私は珍しく、結城紬に袖を通しました。
一般的に渋〜い結城にしては藍の楕円模様がかわいらしく、かねてよりわくわくしていた着物です。
饅頭菊の図がかわいい房バッグを持って。

菊の葉っぱを象った、真珠付きかんざし。
着物も帯も抽象的で”花”がない紬なので、バッグとかんざしで”菊”を合わせました。
友禅(花など具象を描いたもの)の房バッグはこんなふうに、抑えめで無地感覚のきものにも
具体的な季節感をプラスしてくれるおしゃれ小道具です。
このバッグをはじめ、いろいろな大正時代の素敵な縮緬を用いた房バッグを揃えています。
日本の風情を感じるおしゃれアイテムとして、是非、挑戦なさってみてください。






