9月19日、夕暮れ時の築地本願寺へ、山口小夜子さんを送る会に参列した。
この日は小夜子さんのお誕生日。
切りそろえた漆黒の髪と陶器のような白い肌に切れ長の眼、紅色の薄い唇。コントラストの強い、新しいエレガンスの価値観を世界に証明したひと。これほど印象的なインパクトを与える女性は他に存在するだろうか。
松岡正剛氏と山口小夜子さんの対談(同色対談「色っぽい人々」)で、小夜子さんは、”白の闇ははじかれるような恐怖があるけれど、黒の闇は温かみを感じる。包まれている、内側の闇の色。”そう話していた。私はその言葉を思い出しながら、喪服用の反物でつくった絹のブラウス(ボウタイに家紋が入っている)と、牡丹の地紋の綸子とシルクサテンを切り替え、喪服用の黒絽のフリルをたっぷり挟んだ絹のスカートを着て出かけた。包まれているような温かみを感じる、闇の色の服を着て、今夜は小夜子さんに逢いに行く。

祭壇の左右のスクリーン上では小夜子さんの舞うシルエットの映像がリフレインされていた。
読経の流れるなか、羽衣を着て舞うシルエットは風のように、蝶のように、花びらのように変幻自在する。細い指先を添えた横顔は少女のよう。この映像は57歳で逝った最近の小夜子さんの舞だと聞いて驚いた。
「山口小夜子さんを送る会」よりメッセージカードが配布された。とても素敵な文章だったのでこちらで紹介しようかと思っていたけれど、松岡正剛氏のブログセイゴオちゃんねるで掲載されていたので是非、見て欲しい。
追悼式の様子も臨場感があり、小夜子さんへの想いとともにあの幻想的な追悼式の一部始終が甦り思わず感極まる。
私たちは、生まれたときから洋と和が混在している文化の中で生活していますが、
細胞のなかには必ず「日本的なもの」が存在しているとおもうんです。
いま、新しく「蒙古斑革命」というプロジェクトを始めているんです。
「山口小夜子さんを送る会」メッセージカードより
小夜子さんは遠い世界へ旅立ってしまったが
私たちなりの日本人の美意識を探る旅を引き継いで行きたいと思う。

尊敬している松岡正剛氏にお会いする
このたびは一生忘れられない素敵な追悼式に参列させていただきありがとうございました

女優の真行寺君枝さんと
私の斜め前にお座りになったとき、美しい横顔、シルクタフタのドレス姿、物腰のしなやかさにすごいオーラを感じた。あの大勢の中で唯一私と同じ髪型だったのでちょっと照れたが気になっていた。声をかけるとても気さくで優しく応えてくださった。あの素敵なドレスは真行寺さんご自身のお手製のものだそう。
このたびは小夜子さんに素晴らしい人たちとのご縁をいただいた。
小雨のなかで小夜子さんと過ごした夜は私の記憶としてずっと遺るだろう。
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神秘的な魅力で一世風靡(資生堂ものがたり)
資生堂CM 山口小夜子F、資生堂CM 山口小夜子B
真行寺君枝さんは資生堂のCM「ゆれる、まなざし」のイメージが強く、魅力的な人とは知っていたが、改めてこんなに独創的でクリエオティブな方だということを知りました。







まず、山口小夜子さんに対して哀悼の念を表したいと思います。
凄い、miwaさん、松岡正剛さん、真行寺君枝さんと一緒にPhotoしたんだね。
真行寺君枝さん、最近メディアに登場する回数が減ってるんだけど、私は彼女を見るとすぐに頭に浮かぶのは、映画「風の歌を聴け」。これって、村上春樹の処女作の映画化なんだけど、当時は結構否定的なCritiqueが多かった(実は、私も)んだけど、彼女の演技だけは実に小説の世界とマッチしていたことを思い出すんですよ。
あと、松岡正剛氏は、やはり「千夜千冊」。彼のナレッジに対する飽くなき探究心、そしてそれを満たす読書量、う〜んといつも唸らされてます。
miwaさん、こういうCreativeで、Innovativeなネットワークをストレッチさせていってくださいね。
追伸:miwaさんの「喪」の漆黒のスタイル、さすがですね。
Fujimuraさんへ
私もTelevisionでの露出がなくなると「最近見かけないなぁ」と思ってしまうのですが、それは偏った見方ですよね。真行寺さん(最近まで小夜子さんも)精力的に素晴らしい活動されていますよ。彼女たちはmass mediaによる潮流に従わなくとも自己の価値観を持っている方たちです。
私の「喪」の漆黒スタイル、改めてこちらで紹介させていただきますのでしばしお待ちを。
追伸:vocabularyが貧困すぎてFujimuraさんのようにCoolにコメントを決められません…
日本を代表するモデルといわれる山口小夜子さん。今回のさよならの会の大きなスクリーンに映し出された小夜子さんの舞は、、その一言ですまされない、小夜子さんの生き様を見せていただいた気がします。少女時代から天空に舞うまでの小夜子さんを見たように思えました。モデル、パフォーマンス、そしてダンスを超えた小夜子さんの舞は、美しい蝶が止まっているがごとく、ずっと心にとどめておきたいと思うのは同感です。
小夜子さんの美意識を、日本の美を追求する美和ちゃんに、引き継いでいって欲しい思いでいっぱいです。
たけちゃんへ
さよならの会にご一緒し、素晴らしい機会を持つことができて感謝しています。
あのスクリーンでの小夜子さんの舞は今でも脳裏でリフレインしていますよ。
この会をきっかけとして、小夜子さんご自身(「蒙古斑革命」も)、松岡正剛氏、真行寺さん方々のご活動の奥行きの深さに触れ、私にとってよい刺激となりました。時代の流れとともに美意識の追求も永遠に遺るものと代わるものがあり、新陳代謝するのかもしれません。