フランスで白熱灯廃止へ 2010年から
【パリ27日共同】「2010年から白熱灯の使用を禁止」−。フランスのサルコジ大統領が発表した包括的な環境政策に 国民が戸惑いを見せている。蛍光灯があまり普及せず、豪華なシャンデリアや薄暗いカフェなどが醸し出す独特の味わいを楽しんでいたフランスで、見慣れた光 景が失われてしまうと懸念する声も上がっている。大統領は25日、白熱灯禁止を含む新政策「グリーン革命」を発表。Excite エキサイト : 社会ニュース
ECは世界一の自動車燃費基準を達成している日本をさらに上回る基準を定めた法案を通過させた。そういう厳しい目標基準を定めるのは、環境のためにも技術力の向上のためにも大変よいことだと思う。しかし、それにしてもこのたびのフランスのサルコジ大統領の「白熱灯廃止」発表は極端だ。
カットガラスを巧みに利用して光を乱反射させ宝石のようにキラキラした光を演出するシャンデリアは、残念ながら蛍光灯ではつとまらないだろう。蛍光灯のような省エネ電球を発明することが急務だと思う。そういう意味でこういった強引な対策が技術革新につながることもある。
ところで、私の自宅では15年以上前に白熱電球色の蛍光灯に切り替えている。60Wの明るさで13W、100Wの明るさで23Wの電力だから、かなりの省エネである。
問題は見た目。今どき、白熱電球色の蛍光灯がインテリアとして雰囲気を損なうことなく使えることは常識的に知られているだろうと思っていたが、スタッフの藤井に「家のインテリアに蛍光灯は使ってませんよ」と言われたので、「この店内の照明(スポットライトを除く)は蛍光灯ですよ」と言うと意外だったようだ。
というわけで、殺風景なイメージの蛍光灯を持ち上げるべく、私たちの使っている照明器具を紹介することにしよう。


SACRAビルは大正初期の歴史的建造物。百花堂店内は小さい空間だが、天井が高く、長いペンダントがよく似合う。ガラスを「クリア、乳白、クリア」の三層に吹き、先進技術でフロスト加工したサテンオパールガラスがやわらかな電球色を上質な光として拡散してくれる。長い間使われていなかった天井の星形のシャンデリア吊りを利用して、まるで元からあったように部屋にマッチさせているが、これはヤマギワで購入したLIMBERGのもの。
利点は省エネだけではない。なんとこの電球、初めて取り替えたのは開店5年目の今年の春なのだ。脚立のてっぺんに立って重たいガラスの玉をかかえての、ハラハラの取り替え作業は5年に1回で済む。
私の自宅(1985年建築)はというと、クラッシックな建物とは対照的に、無機質でクール、ポストモダンの影響を受けた住宅。当時の気分ではインテリアに壁紙やカバーで覆うことを嫌って、むきだしの無垢素材を好んでいた。照明にもシェードカバーはいっさい付けなかった。当初はほとんど白熱灯クリアランプかハロゲンランプのまばゆくシャープな光に彩られていた。

ダイニングの照明は埋め込み式にするはずが、施工ミスで裸電球を直づけすることに。クリアランプはそれなりに見えたが、白熱電球色蛍光灯が出始めの頃に交換。当初は玉が大きくかっこよくなかった。現在は白熱電球と変わらない大きさになり、少しスマートになったと思う。



玄関灯、中庭、廊下、トイレなどの照明器具は船舶ライトで統一。現在は蛍光灯(中央)も使っているが、スケルトンタイプの器具としてはクリアランプでないと味気ない。シャンデリア同様、まばゆい光がシャープな影を演出する。
右は私の寝室のペンダントランプ。ずっと天井直づけのシーリングタイプの蛍光灯器具だったが、ダサくていただけなかった。これに変えて正解。
百花堂店舗(SACRAビル2階)の前の踊り場スペースの照明も、2年前に蛍光灯に変更された。
ビルの管理人から何も知らされず、出勤時に階段を登ると殺伐とした空気に驚いた。白熱灯色だったようだがデュフューザーのない器具で直に真下を照らしていたために光源がダイレクト過ぎて、素っ気ない事務所のようだった。そこで照明器具の角度を斜め上に変え間接照明にすることで、ぐっとやわらかな建物と違和感のない空気に戻った。
一般的なインテリアなら間接照明でやわらかな空気感を演出するか、上質な光を透過・拡散してくれるシェードを使用すればよいだろう。日本では行灯(あんどん)など、和紙を使ってやわらかな光を演出してきた文化だから、白熱電球色蛍光灯でも問題ない。
白熱電球は消費する電力のうち、実際の光になっているのはなんと10%だけで、残りの90%は熱として失われている。蛍光灯は白熱電球の10倍長く使うことができ(→ゴミの削減)、66%少ないエネルギーですむ。
全家庭で可能な範囲の照明を蛍光灯に取り替えたら、かなりのエネルギー節約、CO2削減になる。電球は高めだが結果的に電気代とゴミの削減につながるのでお得。みんなに実践してほしいと思う。







蛍光灯の光は「物を見る人に冷たい感じを与える」と聞いたことがあります。
でも、ランプシェードを変えるだけで、こんなにも素敵に変身するんですね!
蛍光灯も、今はいろんな種類がありますね。
昔、仕事で建物の管理をしていた私は、蛍光灯にも省エネタイプがあることや、太陽光を取り入れることなど、いろんなことを勉強しました。
環境問題は、余程関心のある人か、仕事でやっている人。それ以外の人は、関心が無い人が多すぎるように感じます。
もっとみんなで地球を大切にしたいですね。
HPで、お店の中を見せて頂きました。
とても可愛くてきれいなお店ですね。
蛍光灯を使っているお店には、全く見えませんでした@@
たなかさんへ
建物関係のお仕事されていたのですか。明かりの取り入れ方、空間の演出などよくご存じなのでしょうね。
私は素人なのでお恥ずかしい限り。。。
百花堂店内は天井が高い分、窓も高いので太陽光は十分入ります。
蛍光灯も白熱電球色なら冷たい感じはしません。
殺風景でケチくさいイメージがある(?)蛍光灯ですが、ちょっとした工夫で雰囲気よくできますよね。
環境問題を考えることって、特殊なことのように思われるかもしれませんが、
ここでは、私たちが身近な日常的生活の中で実践していることを紹介していきたいと思います。
私は消費者として物を購入するときも、生産者の志を知りたいと思うんです。
ものづくりに関わる私たちも直接関係ないようですが、こころはひとつ、どこかでつながっていると思っています。
PS.写真で紹介しているまんまの店ですが、アットホームでいい雰囲気なんですよ。いらっしゃる機会があれば大歓迎でお待ちしております。