百花堂の5年間を振り返ってご紹介します。
2002年5月25日に京都・三条のSACRAビルにてオープンしました。三条通りは新しい期待感と歴史ある佇まいの建築物や京都らしい老舗など、「ここにしかない」魅力がある独特の場所だと感じていました。現在ほどの賑わいはなかったものの、わくわくする気分で、私好みの大正建築SACRAビルの前を行ったり来たりしていました。

・2002年頃のSACRAビル・オープン当初のショップ内観

既に百花堂という屋号を得て、HYAKKADOというブランド名で製品を作っていました。どこで販売しようかとセレクトショップや展示会を探しましたが、どこにもない雰囲気とこだわりを尽くしたオリジナル性の高い製品を理想的に見せるには、独自の空間での百花堂オンリーショップがベストだと確信したのです。ならば、SACRAビルしかない!とまっ先にビルのオーナーに頼み込み、「何年でも待つ」つもりでおりました。1階のお店は先越されてしまいましたが、1年後に2階が空いたという連絡をもらいました。2階か…と一瞬戸惑いましたが、こだわりの世界観を共有できるプライベートな雰囲気を大切にした空間として、私達がスタートするのにぴったりだと納得し開店に至ったのです。

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・オープン当初の商品例 「クラッシックライン」の洋服(上)とアンティーク(下)

オープン当初の商品構成は、きもの(大正〜昭和初期のアンティーク)生地を使った洋服「クラッシック・コレクション」とバッグ、明治・大正・昭和初期のアンティークの帯留やかんざしなど。
昔の日本人の繊細な仕事とおしゃれ感覚に魅せられ、私達のフィルターを通して再構築、もしくは編集して提案しています。その志しは今でも変わりません。当初は和の要素を素直に、ファッショナブルに表現した世界観は他にありませんでした。ほとんど宣伝もせず、古い洋館の2階でひっそり始めた百花堂ブティックは、おしゃれな人々に新鮮な感覚と驚きを与え、知る人ぞ知るとっておきの店として話題になりました。

あれから5年間、コンセプトを保ったまま常に進化することを目指しています。
さらに私たちの辿ってきた軌跡を次回に続けてご紹介します。