冬の氷の花を散りばめた、HYAKKADOのユニークなテキスタイルを紹介します。
雪の結晶・雪輪(ゆきわ)の「雪花(せっか)柄」です。

雪花

この柄を見ると、「クリスマス」を思い浮かべるのか「西洋風」に見受けられるようです。
いえいえ、れっきとした日本の伝統文様です。

『雪華図説』と本当の顕微鏡写真を参考に、「雪花柄」をつくりました。

江戸時代にオランダから顕微鏡が渡来し、雪の結晶を拡大して見られるようになりました。
その後、雪の結晶の記録を本にまとめて残したのが『雪華図説』です。観察の喜びを記録し、美しいデザイン文様として江戸時代に流行しました。

夏のきものでもひんやりとした上布(麻)に「雪花柄」を型染めしたものがあります。
棗(なつめ)や蓋置きなどのお茶道具にもよく「雪輪柄」を見かけます。

こういった古くから伝わってきたものに「雪花」を発見すると、私自身が初めて肉眼で「雪花」を発見したときのあの感覚と、昔の日本人の喜びを共有しているようで嬉しくなるのです。

私が初めて雪花」を発見したのは、子供じぶん、特に寒い日の朝でした。ネップの入ったグレーのセーターを着た私の腕の上で、はっきりとした雪の結晶が少しずつ散りばめられていく。
「すごいすごい、全部お花の形になっている!・・・このまま融けませんように」
自分の腕を見つめていると、本当にいつまでたっても融けない。

あの素直に感動した感覚を、グレーのネップツイードの上で再現したのが、このテキスタイルなのです。

雪花up3雪花up1

雪の結晶を拡大したかのようなリアルな表現を実現したのは、真っ白の繊維にモルフォテックスという繊維を織り込んで、ネップツイード地に植毛しているからです。
モルフォテックスとはモルフォ蝶(ブラジル原産の七色に光るブルーの蝶)と同じ光を屈折させる構造を研究して開発された特殊繊維。
私はこの繊維が開発されたと聞いて氷のきらめきを感じ、あの感動を再現しようとひらめきました。

暖かみのあるウールのツイードの上で、霜柱のようにクールに繊維が立っていて、光にあたると、氷のプリズムのように透明感のある輝きを見せてくれます。
残念ながら、上の写真ではその輝きをお見せすることができません。
きっと、実物を見ていただくとわかっていただけると思います。

雪の結晶=クリスマスと限定しないでください。
冬がいとおしくなる、感動がつまった雪花柄です。

雪花ツイードワンピース雪花ツイードスカート

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